医療用かつらとは

脱毛薄毛というのはときにコンプレックスになりえます。また自然な脱毛症のほかにも、病気などによって髪の毛の抜けてしまうケースも少なからず見られます。例えば外傷ややけどによって髪の毛が抜けてしまい、再生も難しいケースもあります。そのほかにはがん治療の一環として、化学療法や放射線治療を用いることがあります。化学療法や放射線治療は高い効果が期待できる半面、脱毛症などの副作用を引き起こします。髪の毛がすべて抜けてしまうことも決して珍しくはありません。

男性なら脱毛してもそれほど違和感はないでしょう。しかし女性はよく「髪の毛は女の命」といわれるように、髪の毛の失われることは深刻な問題になりがちです。治療は続けたい、しかし髪の毛が抜けるのは…という方におすすめなのが、医療用かつらです。文字通り、病気やけがなどで髪の毛がなくなってしまった人のためのかつらです。

この医療用かつら、多種多様なメーカーが取り扱っています。2013年には日本毛髪工業協同組合が主体となって、JIS規格化に向けた委員会を発足させました。そして2015年には医療用かつらに関するJIS規格が制定されました。このため、医療用かつらに関する外観や性能に関する基準が明確化されました。ただしこのような制度化が進められていても、業界は現在過渡期にあるといえます。このため、一部メーカーの中にはこの規格を満たしていないような粗悪品を製造・販売しているケースも見られます。そこでここでは、医療かつらを購入する際の選び方のポイントについて紹介します。